【東京新聞2012年12月26日】73人が「要精密検査」 取手市内24校心臓検診

 ホットスポット地域での子どもたちの健康に異常がみられるようです。

「73人が「要精密検査」 取手市内24校心臓検診」(東京新聞 12/26  茨城)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20121226/CK2012122602000145.html

ご寄付のお礼

ご寄付のお礼


日頃活動にご支援頂いている皆さまから
貴重なご寄付をいただきまして、深く感謝しております。

頂いたご寄附は、大切に大切に活動に使わせていただきます。

今後とも九州ひまわりプロジェクトをどうぞよろしくおねがいいたします。









選挙へ行こう!

選挙へ行こう!


今日は、いよいよ衆議院議員選挙!




亀山のの子さん撮影



大飯原発もがれきも止められなかった!

もう、がんばっても踏ん張っても日本は変わらない・・・

あなたは、あきらめていませんか?

大飯原発もがれきも止められなかった!

だからこそ、今日、民意を示しに投票場へ行きましょう。

私たちの未来のために。

子どもたちの未来のために。

そして、私たちの子孫のために。


原発のない世界を目指して



12月15日、山本太郎さんの応援に駆け付けた湯川れい子さんの
スピーチをご紹介します。
忌野清志郎さんが湯川れい子さんに送った手紙が紹介されています。


この国の憲法9条はまるで 

ジョン・レノンの考え方みたいじゃないか?
 
戦争を放棄して世界の平和のために

がんばるって言ってるんだぜ

俺達はジョン・レノンみたいじゃないか。

戦争はやめよう。

平和に生きよう。そしてみんな平等に暮らそう。

きっと幸せになれるよ。
















by スタッフ L







【親子でどうぞ】食と放射能に関する講座開催!


【親子でどうぞ】

食と放射能に関する講座開催!







まずは、放射能についてベクレル・シーベルトの違い、外部被曝と内部被曝の違い、放射性物質取り込み易い食材とそうでない食材、などをわかりやすくお話ししてくださいました。
「あ!こんなふうに伝えていったらいいのね!」とたくさんのヒントを後藤さんからいただきました。

その後は、お話し会。
自己紹介から始まり・・・やはり、母親としての一番の心配は「食の安全」。特に小さなお子さんがいらっしゃる方にとっては、重要です。
毎日の食事をどのように工夫して子どもに食べさせているのかなど話題は尽きず、2時間があっという間に過ぎていきました。

後藤さんは、「定期的に食材の放射能測定を行い、数値そのものにこだわるのではなく、あくまでも目安として捉え、以前と比べどのように変化しているかを注視している」とおっしゃっていました。

大分でも数々の子育てサークルで講座を開き、内部被曝の危険性をお話しされているそうです。
大分から北九州市までは車で2時間半もかかりますが、震災がれき焼却で揺れる北九州市に何度もお出でくださっています。今回もボランティアで貴重な時間を割いてくださいました。


「こどもを守る。いのちを守る。」
みんなの思いは同じです。

この講座は、あと3回開催する予定です。小さなお子様連れ大歓迎です。お気軽にご参加ください。

http://murakamisatoko.blogspot.jp/2012/12/blog-post_4010.html





村上さとこサポーターズは、母親中心です。みんな活動の初心者です。
毎日慣れない業務に追われ、広報が行き届いてなかったにもかかわらず、ご参加くださったお母さま方、ありがとうございました。選挙事務所にもお気軽に足を運んでくださいね。
ここから、繋がって行きましょう。


(By スタッフ L)


北九州市がれき問題交渉と記者会見のお知らせ

皆様 お世話様です。
北九州市は、8月31日宮城県とがれきの受け入れ協定を結び、9月17日から北九州市の3清掃工場で受け入れが始まりましたが、私たち九州ひまわりプロジェクトには、次のような情報が入ってきました。そこで下記の点について北九州市に質問状を提出し、記者会見を開くことにしました。

入手した情報としては、

●北九州市に木くずを運んできている宮城県では、9月議会でがれきの業務委託契約を変更することを発表した。それによれば、石巻ブロックの木くずは、115万トンの予定量が、4万トンになった。被災地で処理する木くずがないということは、全国に運ぶ木くずが無くなっているということです。

●上述の変更は、がれきの業務委託量を685万トンから310万トンに変更する内容を含み、数百万トンも民間委託量を減少させる内容を含んでいた。

●環境省は、8月7日にがれきの広域化についての「工程表」を発表し、その中で宮城県のがれきについて実質収束する通知を都道府県に出していた。福岡県知事もそれに基づき8月16日に「可燃物・木くずについては、今後本県の自治体を新たな受け入れ先として調整が行われる可能性は無くなったと考えます。」と通知を出していた。

そこで北九州市に上述した内容についてどのように考えるのかと言う点と、その上で、がれきの受け入れについてどう考えるかを問い正して行くつもりです。
 なお記者会見にあたって、13時から北九州市に質問書を届け、その場でできる答弁をお願い行く予定です。


                    記

標題:北九州市への質問状提出と記者会見
日時:12月10日 13時     北九州市1Fロビー
        13時30~  北九州市秘書室、質問書提出と交渉
        15時30〜  北九州市記者クラブ、記者会見



北九州市への質問状
https://docs.google.com/open?id=0B2a9lA68BLrEekcwaG5VZUdEMDQ



お母さんと子どもの食育勉強会

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     お母さんと子どもの食育勉強会 
(放射能と食の関係について・食とアンチエイジング)

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   食のこと、子育てのこと、みんなで楽しくおしゃべりしましょう
  もちろんママ会なのでお子様もご一緒にどうぞ。
  ゆる〜く楽しい雰囲気で、内容はギュッと濃く最新ホットなお話です。
  そして、ママ友を作るチャンスです
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◎講師 後藤久美子さん(2児の母)
    「大地と子どもの未来を考える会」代表

◎日時・場所
12月11日(火) 中井市民センター
           北九州市小倉北区井堀2-7-4   093-591-8750
12月13日(木) 泉台市民センター
           北九州市小倉北区真鶴1-5-15   093-571-3281
12月18日(火) 霧が丘市民センター
           北九州市小倉北区黒原2-30-30  093-922-7365
12月20日(木) 小倉中央市民センター
           北九州市小倉北区堺町2-4-24  093-551-1201

◎予約不要、当日参加大歓迎!
 問い合わせ先 070-5813-7159(多川)

◎時間
10:00~11:00 食についてのお勉強会
11:00~11:30 質疑応答
11:30~     お話し会
♪楽しくお話しましょう♪


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         主催:大地と子どもの未来を考える会 
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【青木泰氏より最新情報】 100万トンの「木屑」が消えた。

環境ジャーナリスト、青木泰さんから最新情報が届きました。

【青木泰氏より】
100万トンの「木屑」が消えた。
https://docs.google.com/open?id=0B2a9lA68BLrEOW8zVENockV5MjQhttps://docs.google.com/open?id=0B2a9lA68BLrEOW8zVENockV5MjQ

中村雅俊さんが北九州市の人権授業でがれきの安全性を訴える

まずは、12月6日のNHKオンラインから

中村雅俊さんが人権授業

東日本大震災の被災地・宮城県女川町出身で、被災地の支援活動を行っている俳優の中村雅俊さんを講師に招いた特別授業が北九州市の中学校で開かれ、中村さんは、「東日本大震災を忘れないでほしい」と生徒たちに呼びかけました。この授業は、人権週間にあわせて北九州市教育委員会が開いたもので、北九州市戸畑区の飛幡中学校の2年生の生徒134人が参加しました。
中村さんはまず、雪の降らない沖縄県に毎年、青森県の雪を運んで行われいた雪遊びのイベントが、「放射性物質が心配だ」という一部の市民からの声を受けて、中止されたことを綴った文章を朗読しました。
そのうえで中村さんは、自身の出身地・宮城県の震災がれきの問題に触れ、「県外で受け入れてくれないと処理が出来ないのが実態だが、風評被害でいまだにがれきが山積みのままです。東日本大震災を自分の出来事ととらえてもらえば違う対応が出来るのではないか」と生徒たちに語りかけました。
そして最後に、「東日本大震災が起こった当時、皆さんが抱いた”何かしてあげたい”という気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけました。
授業に参加した生徒は、「もう一度震災について考えて思いやりの心を持ったり助け合うことが大事だと改めて感じました」と話していました。
12月06日 17時38分


今朝の朝日新聞でも「風評に惑わされず震災支援を」と、大きく報じられています。

「放射性測定では問題ない数値だった。風評や誤った情報に惑わされないで」と、中村さんの語りかけた言葉が載っています。



12月16日(日)藤田祐幸さん講演会&さよなら原発決起集会&宮脇昭「森ウルフ」映画上映

原発反対の輪を作りましょう!

第一部 藤田祐幸さん講演会 (13:30~)
「3・11 フクシマ後を生きるために、私たちはどうすれば原発から脱却できるのか



藤田祐幸さん



元慶應大学教授。チェルノブイリ原発事故の汚染調査、コソボ、イラクの劣化ウラン弾の被害調査などを行う。2007年より長崎へ移住。毎日新聞に「共生の道を探して」~修羅から地人へ~(毎週木)連載中。


第二部 成功させよう!「さよなら原発 310北九州集会」(15:30~)
来年310日(日)、勝山公園を会場に1万人規模の大集会を行います。
「民意は脱原発である」ことを示しましょう。
この集会を成功させるための決起集会です。ぜひご参加ください。

司会 村上さとこ

プログラム
310集会実行委員会 あいさつ
●「集会企画」提案
●「呼びかけ人」あいさつ など



同日、「いのちの森の防潮堤」の宮脇昭先生の映画「森ウルフ」上映です。


同日、12月16日(日)
「森の防潮堤」宮脇昭の映画
「森ウルフ」完成特別上映会を開催します!


日 時   2012年12月16日()18:30~20:40
場 所   男女共同参画センター『ムーブ
        5F「大セミナールーム」
  北九州市小倉北区大手町11番4号
TEL:093‐583‐3939

参加費   一般・学生  1,000円
        中学生以下 無料

主催者  「いのちの森」宮脇昭イベント北九実行委員会
       九州ひまわりプロジェクト
       村上さとこサポーターズ

お申し込み先  TEL 070-6432-3507 (荒川)
           TEL 080-1715-9251  (亀田)
           TEL 070-5813-7159  (多川)
           E-mail  gaiajapan21@gmail.com

  必見 「森ウルフ」予告編


村上さとこ—がれきの受け入れにストップをかけるため 北九州市議選に立候補(予定)

12月8日(土)村上さとこサポーターズ決起集会!!です。

環境ジャーナリスト青木泰先生からも下記のメッセージをいただきました。
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がれき問題、北九州の地で汚染の拡散を許さないと頑張ってきた九州ひまわりプロジェクトの村上さんが、北九州市の市議選に立候補する予定であることを明かした。
北九州市は、北橋市長が専制的にがれきの受け入れを進めてきたが、多くの住民の声に対して、立ちはだかったのは、北九州市市議会だった。
 村上さんは、今この北九州市議会の変革のために、もう一つ汗をかいてくれることになった。

宮城県発のがれきは、今年9月大破綻を示した。宮城県内のがれきの大半を占める石巻ブロックは、全量鹿島JV(ジョイントベンチャー)に委託していたが、全体で55%も削減する契約変更を行った。
 処理するがれきが大幅に減ったための契約変更だった。

がれきの広域化の理由は、被災地はがれきの処理で困っている。がれきが片付かなければ復興は始まらないということだった。
全国でがれきの受け入れに手を挙げた自治体では、住民にそう説明してきた。
9月以降は、その説明は使えなくなった。

民間委託の契約(685万トン)を半減する(310万トン)位にがれきが無くなっている。その事実が伝われば、普通の自治体なら受け入れはできないと宣言する。
環境省は、その事実を先取りして、8月には閣議決定した広域化のための「工程表」で、
これまで予定していた16都府県の内、東京、北九州市等を除き、愛知、三重、京都、兵庫、岐阜、島根、鳥取などは、実質諦めることになった。

この切掛けは、北九州市市民検討委員会による実態調査を経て、

①  石巻ブロックのがれきは、半減しているのに鹿島JVとの契約は変更されていない。
このままでは、仕事をしないで、契約金約2000億円を受け取る不正が行われようとしている。

②  同ブロックでは、全量鹿島JVに全量委託しているのに、環境省は広域化処理に予算を付け、がれきの2重契約が行われようとしている。

以上の事実が分かり、そのまま放置すれば、刑事事件にさえなると北九州市市民検討委員会が、通知し、実際に訴えてきたことが、今回の契約変更とそれに伴う全国各地でのがれき広域化中止の大きな要因になったと私は、考えています。

週刊金曜日(11月23日号)で指摘したように、環境省のがれきの広域化処理は、被災地のがれき処理に託けて、すでに建設ゼネコンへの委託計画が決まっていたがれきを、広域化名目で国庫予算を数千億円も流用する不正な政策だったことが分かった。

北九州市のひなんしゃお話の会やひまわりプロジェクトの闘いもあって、宮城県発の全国広域化をほぼ壊滅させることに成功した。
そのしっぺ返しとして北九州市には、本格導入されているが、闘いの意義はそれでかき消されるものではない。

がれき問題は、つまるところ福島原発による放射能汚染の後始末をどうするかと言う問題で、それは
①  がれきや非汚染地での除染による放射性物質の拡散の阻止
②  汚染地域からの子供たちの避難
③  低線量内部被曝による影響をどのように防ぎ、治療体制を築くか?
という課題の最初の1丁目の闘いでした。

 たぶんこの問題は、真剣に取り組めば取り組むほど、原発の事故の恐ろしさを実感する大切な課題です。

 当然今回の総選挙でも脱原発を言う政党や候補者に問われる問題です。

今その先頭になって頑張ってきた村上さんの新たな挑戦に、九州そして全国の皆様の応援をぜひお願いしたいと考えます。

2012年12月3日            環境ジャーナリスト 青木泰
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サポーターズ決起集会
http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_23.html
日時:12月8日(土)14時~
場所:北九州国際会議場 315会議室
   〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目9−30
電話:093-541-5931

応援お願い
村上さとこサポーターズ 事務所
〒802-0002
北九州市小倉北区京町4-5-1 田川ビル102
093-511-2488

カンパお願い
ゆうちょ銀行
01740-8-123543 振込口座番号
17420-71844091 ゆうちょ口座
村上さとこサポーターズ
 


ジャーナリスト木下黄太さんと話そう!

「実際に見た被災地や関東、台湾の最新情報」

ジャーナリスト木下黄太さんのミニ集会を開催します。

木下さんは、今年の5月、震災がれき試験焼却問題で揺れる北九州市で講演会を開催しました。また9月の本焼却前には、鹿児島での講演会場へ向かう途中にテント村にも立ち寄ってくださり、がれき焼却の危険性を訴えてくださいました。

 

木下さんは、震災直後に市民グループ「放射能防御プロジェクト」を立ち上げ、日本各地で講演会を開いています。

汚染地域で暮らす人々、とりわけ子どもや妊婦さん、若い女性の方々に放射能の危険性を訴え、汚染されていない地域へ避難をと呼びかけています。


被災地から遠い九州であっても、私たちは、特に未来ある子どもたちは、これからずっと放射能という魔物と向き合って生きなければなりません。情報交換の場にもなります。お子様連れ大歓迎です。

急なお知らせではありますが、みなさま、是非ご参加ください。


日 時 127日(金) 14時半~16時

場 所 男女共同参画センター「ムーブ」和室

北九州市小倉北区大手町11番4号

参加費 無料

主 催 九州ひまわりプロジェクト

ご予約は、07058138048 亀田(当日の直接参加 大歓迎)

九州ひまわりプロジェクト メンバーです。

皆様こんにちは、九州ひまわりプロジェクトメンバーです。

私は、北九州市へ関東から避難してすぐに瓦礫受け入れの議会を傍聴し、これでは家族がまた被爆してしまう、幼い子ども達が有害物質に曝されてしまう、何か自分に出来ることはないかと考え初めての市民運動に参加しました。九州ひまわりプロジェクトはそんな普通のお母さんたちの集まりです。

みんな自分や家庭のこともそこそこに色々とやってみましたが本当に残念なことに復興予算を被災地ではない北九州市で費やし、奇跡的に汚染を免れた九州で瓦礫焼却がはじまってしまいました。

そして今、私たちの仲間が北九州市を変えようと立ち上がりました。

普通の市民であるお母さんが顔を晒し、実名で、皆の矢面に立って、戦っています。 
「子どもを守りたい」お母さん達の真心がこれ以上踏みにじられることがないように。
九州ひまわりプロジェクトは彼女を全力で応援します。

村上さとこホームページより
http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_22.html

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さとこの思い

3・11から1年後、北九州市議会は、


「全会一致」で震災がれき受け入れを決議しました。
私は当初より被災地の復興を心より願っていました。
しかし、広域処理は、様々な角度から分析しても、
「百害あって一利なし」の間違った国策です。
多くの自治体が国に疑問を持ち、震災がれきの受け入れを見送っています。

震災がれき広域処理は、「放射性物質は封じ込め、拡散させない」
という国際的な原理原則に反しています。
そのルールを破り、利権によって政策を推し進めることは、
被災地復興のためにならないどころか、健康問題とともに多大な税金の無駄遣いです。

北九州市がすべき本当の復興支援とは、
震災避難者の受け入れと被災地への安全な食材の供給です。
私は、このことを議員61人全員に繰り返し訴えてきましたが、
市議たちは事実を確認したり自分の頭で考えることを一切しませんでした。

国策を何の検証もせずに受け入れる北九州市。
そして「市の承認機関」に過ぎない議会。

振り返れば、震災がれき問題に限らず、
すべての問題が同じように行なわれて来たのではないでしょうか?
今、古い体制を変えなければ、本当に市民のためにはなりません。

私は、立ち上がります。
皆様、ぜひ私と一緒に、古い北九州市政を変えましょう。

村上さとこ

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「どうしたら瓦礫が止まるのか」 普通のお母さん達が手探りで始めた活動です、答えは結果と同時に解るのかもしれません。九州でもひまわりプロジェクトの他に色々なチームがそれぞれの方法で活動しています。「子ども、家族、大切な人を守りたい。」その思いはチームが違えど共通です。そして色々な方々の力が必要です。九州ひまわりプロジェクトは「被爆しない。させない。」それぞれの活動を尊敬、賛同します。


北九州震災がれき訴訟 ご報告

北九州震災がれき訴訟 ご報告です。
北九州市と宮城県への裁判原告になってくださいました皆様、ありがとうございます。
間違った「絆」の名のもとに行なわれる広域処理。
この裁判の目的は、北九州市と宮城県の瑕疵を明らかにし、被災地の「真の復興支援とは何か」を考えることにあります。
不必要な広域処理に使われる多大な税金は、本来被災地・被災者に直接渡るべきものです。
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本日12月5日、裁判がありましたので結果を報告します。

宮城県と私の方は11月初旬頃に書面を出し、また北九州市からも書面が出され、それぞれ陳述となりました。

陳述とは裁判で主張したという形にするということです。
口頭陳述もなく、今回は書面だけで終わりました。

次回は2月15日の11時です。今回と同じ、準備室というところで行います。
次回の予定は,宮城県と北九州市の書面に対する私の方の反論等です。
少し大変なので期間を余計にもらいました。いくつか宿題があります。

その一つに第3次提訴のことを聴かれました。
取りあえず今溜まっている原告(50人前後)の提起を行う予定であると回答しました。

第3次原告をできればあと50人集め、100人にして提訴したいと思います。
引き続き、原告人を募集していますので、お声掛けをよろしくお願いいたします。

http://fukkou-sien.com/

【12月8日(土)】村上さとこサポーターズ決起集会

12月8日(土)14時~ 村上さとこサポーターズ決起集会
「北九州市の未来を考えるタウンミーティング」のご案内

なさま応援よろしくお願いします。
http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_23.html

宮城県民が、北九州へのがれき持ち出しに住民監査請求

環境ジャーナリスト、青木泰さんから最新情報が届きました。

【青木泰氏より】

 11月29日、宮城県のがれき広域化処理に対し、広域化を止め、契約の是正を求める住民監査請求が被災地市民から行われ、翌日河北新報で下記のように報道されました。
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がれき広域処理「予算無駄遣い」
東日本大震災で発生した石巻地区のがれきを北九州市や東京都で広域処理をするのは違法として、県民2人が29日、処理の差し止めを求め、県監査委員に住民監査請求をした。
請求では県が同地区のがれき処理量を精査した結果、当初の685万トンから310万トンに減少したことから「広域処理の必要はなくなった」と主張。「広域処理は県内処理よりコストが高く、最小の経費で最大の効率を求める地方自治法に違反する」と指摘した。
請求人の一人で仙台市若林区の自営業者高橋良さん(55)は県庁で記者会見し「復興予算の無駄遣いだ」と話した。県は石巻地区で発生した災害廃棄物のうち北九州市で約2万3000トン、東京都で約6万トンを処理する予定。

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           住民監査請求書
宮城県監査委員殿

1.請求の趣旨
宮城県知事に対し、がれきの広域処理に関する違法な公金の支出に対し、地方自治法第242条の第1項に基づき住民監査を行い、当該行為を防止し、当該契約を是正することを求める。

2.事実経過と請求の理由
1)宮城県は、昨年7月29日に、石巻ブロック(石巻市、女川町、東松島市)のがれき(&津波堆積物)のプロポーザル審査を公告(資料1)し、同年9月6日処理委託契約を鹿島JVとの間で仮契約(資料2)し、議会承認の後、9月16日に業務委託契約を締結した。
宮城県は、本年の9月議会において、同鹿島JVとの業務委託契約を、委託量と委託金額を下方修正する契約変更議案を提出した。(資料3)
それによれば、当初のがれき685万トンを310万トンに55%削減し、津波堆積物292万トンを43万トンに85%削減し、それに伴い契約金額を1923億6000万円を約1482億円に削減する提案を行い、議会承認を得た。
宮城県は、この提案の一方、がれきの全国広域化について、5月の見直し後に、環境省を通して発表していた「16都府県にがれきの処理を依頼する」という内容を、8月には、現在調整中のものに限るとし、実質東京都と北九州市に絞ることを発表した。
以上のように宮城県のがれきは、自らが業務委託契約していた契約内容の大半を下方修正したように、無くなりつつある。

2)ところが宮城県は、この後もがれきの広域化事業の一環として他の自治体にがれきの処理を委託している。
宮城県は、今年8月31日北九州市との間で、石巻市の震災がれき23,000トンの受け入れ協定を結び(資料4)、9月10日に仙台塩釜港からがれきの搬出を行った。北九州市では、搬入されたがれきを9月17日から北九州市の3つの焼却炉で焼却を開始した。
一方宮城県は、東京都及び(財団)東京都環境整備公社との間で、昨年11月24日がれき受け入れの基本協定を結び、それを受けて東京都は、がれきの受け入れを、都内の区市町村に薦め、今年4月1日から東京二十三区清掃一部事務組合が、区内の各清掃工場で、受け入れを開始した。(資料5~9)
また東京都下三多摩地区でも、宮城県の契約変更後、複数の清掃一部事務組合と市町村で受け入れが計画されたり、開始されたりしている。
今年5月21日のがれきの総量の見直し後、東京に運ぶがれき量は、10万トンから6.1万トンに下方修正され、23区内はそのうち、5万トンを予定し、三多摩地区は1.1万トンが予定されていたが、契約変更後も、三多摩地区へのがれきの委託契約が行われた。(資料10)

3)がれきの全国広域化は、宮城県ががれきの処理に困り、がれきの処理が進まなければ、災害復興が進まないという名目のもと、全国の自治体で説明され、受け入れが図られてきた。
しかし現状では、民間委託したがれきや津波堆積物、数百万トンが下方修正され、契約変更している。明らかに、広域化の必要性は無くなっているのに、新たに締結するのは、契約の前提になる事実に虚偽があり、住民の福祉の向上に役立たねばならないとする地方自治法第2条14項に違反する。
またがれきの処理コストで考えると、鹿島JVへの委託単価は、1トン当たり約2万円である。それに対して広域化の経費は、数倍から5倍にもなる。安く契約している契約を変更しながら、高い契約に変更するのは、地方自治法第2条第14項(最小の経費で最大の効率を求める)に違反するだけでなく、広域利権の疑義がある。

4)なお上記問題をより具体的に検証する。
A)北九州市との8月31日の契約については、次のような点で問題がある。
    •    北九州市へは、雲雀野の仮置場からがれきを運ぶことになっている。
現状雲雀野仮置場は、鹿島JVの管理におかれ、結局鹿島JVに委託していたがれきを、引き抜いて北九州市に運ぶということである。鹿島JVとの契約単価は1トン当たり約2万円であり、北九州へは、約10万円かかると言われている。わざわざ契約変更して高い処理に代えるというのは、理由が成り立たない。
    •    北九州市との契約は、今年8月31日に行われた。この時点では、鹿島JVとの昨年結んだ契約は、変更されていない。したがって契約上は、鹿島JVと契約を結んでいるがれきの処理を、北九州市に依頼したことになり、震災廃棄物の処理に関して設けられた「再委託の特例」からも逸脱した「再々委託」であり、民法119条に照らして違法な二重契約である。


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がれきの広域化問題では、これまで受け入れ自治体の住民が、放射能汚染やアスベストの影響を考えた反対の陳情や請願そして住民監査請求や民事ー損害賠償請求などが出されてきましたが、排出側の被災地から住民監査請求で、問題を提起したのは初めてです。

「100人の母たち」スライドショー&トークセッション


100人の母たち」
スライドショー&トークセッション

亀山ののこ 写真集 出版記念


100人の母たち」の出版記念として、スライドショーの上映とフォトグラファーの亀山ののこさん、フリー映像作家の鎌仲ひとみさん、そして村上さとこのトークセッションイベントを開催します!ご参加をお待ちしています。











100人の母たち」プロモーションビデオ


●日 時    2013年1月6日(日) 14時~16

会 場  北九州市男女共同参画センター・ムーブ 
                5F大セミナールーム
       (北九州市小倉北区大手町11-4

参加費 1,000

主 催  100人の母たち」北九州実行委員会

問合せ  本河090-6426-0901thonkawa@gmail.com

ご予約   こくちーず
        http://kokucheese.com/event/index/64759/

プログラム

 1400分~1405分 開会挨拶
 1405分~1435分 鎌仲ひとみさんトーク
                    「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」
 1435分~1500分 「100人の母たち」スライドショー
 1500分~1600分 亀山ののこ+鎌仲ひとみ+村上さとこトークセッション

ゲストプロフィール
☆亀山ののこさん(フォトグラファー)
 震災後1歳の双子とともに福岡に避難。
 脱原発の願いを込めて、同じ状況下のママたちにカメラを向けている。
 雑誌広告にて活動中。正月から喜久屋書店小倉店
 (JR小倉駅前のコレット内)でパネル展を開催予定。

☆鎌仲ひとみさん(フリー映像作家)
 「ヒバクシャ―世界の終わりに」(2003年)、「六ヶ所村ラプソディー」(2006年)、
 「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010年)の3部作で被曝と原発の問題を追う。
 最新作は「内部被ばくを生き抜く」(2012年)。
 「原発の、その先へ ミツバチ革命が始まる」など著書あり。

☆村上さとこさん(「九州ひまわりプロジェクト」主宰)
 避難者の体験を聞く「お話しの会」を開始。
 震災がれきの広域処理問題を機に「市民検討会」、
 「いのちの森の防潮堤」提唱の「宮脇昭博士講演会」、
 「米・独医師を招いてのフォーラム」「避難者の健康相談会」
 などを小倉北区で開催。三姉妹の母。


福島からの緊急要請!8000ベクレルを超える放射性廃棄物の焼却実験

11月21日、環境省との直接交渉で同席した、福島の和田さんからのお願いです。
福島からの緊急の要請です。

既に、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
福島県鮫川村で、仮設焼却炉建設が進められています。

8000ベクレルを超える放射性廃棄物の焼却実験・・・・という、危険で、不透明な計画です。
これに対して、住民の方が、情報公開を見直しを求める請願を、村議会に提出いたします。
全国の皆さまの賛同を呼びかけています。
団体・個人、いずれも可です。

よろしくお願いいたします。

***転送・拡散希望****
---------------

お世話になります。
12日より鮫川村議会が始まるため、請願を準備中です。
MLで呼びかけられていた署名の方じっくり見る時間がありませんが
期日までには署名したいと思います。私も含めて殆どの福島県の人は
原発近くの集中管理の原則を認識していると思います。

鮫川村の焼却炉は基礎工事に入り、急ピッチで進められています。
中止に追い込むのは極めて困難だと思われますが、
何とかこの請願だけは提出したいと思います。
紹介議員は交渉中ですが、叶わない場合は陳情に変えようと思います。

地域住民のみではなく、全国からの多くの声として
議会に届けたいと考え、賛同者を募ることにしました。
すでにいくつかの大学の先生方からご賛同を頂いています。

まだ精査が十分ではなく、今後追加・修正の可能性もありますが、
時間がないため「仮」の段階でのお願いです。
お気づきの点等ございましたらご教示のほどお願い致します。
ご賛同は団体・個人を問いません。

団体名もしくは個人名を12月4日(火)までに
和田  mypace@ac.auone-net.jp までお願い致します。


転送頂く場合は関連団体のML、ブログ等のみでお願いしたく存じます。
不特定多数の方が見るツイッター、フェイスブックは見合わせたいと思います。

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鮫川村議会議長 殿
2012年12月5日

青生野地区江掘に設置される仮設焼却炉の
情報公開と見直しを求める請願書

請願者
那倉を放射能汚染から守る会
北村孝至
和田央子

紹介議員

賛同人


(趣旨)
青生野地区で建設中の焼却処分場は、地域住民への説明責任を一切果たさず秘密裏に
建設が進められています。説明会はもとより設置場所も非公開の上、施設に関する一
切の情報も開示されません。貴村がこのように地域住民を無視して本事業を強行する
ことは極めて重大な問題である上、放射性物質を拡散する可能性という観点から社会
的に大きな責任を負うものであり、広く公開の場での説明及びこれまで情報公開申請
した全ての情報(本事業に係る資料一式、東電からの飼料代賠償に係る資料一式)を
公開すること、それまでは建設を中止することを強く求めるものです。

(理由)
1. 地域住民への説明と情報公開
  建設予定地は塙町、いわき市、北茨城市との境にあり、焼却処分場建設による影
響は貴村住民だけでなく近隣市町村住民にも及ぶものですが、建設が始まった12月
なっても依然として貴村では地域住民への説明会すら行っていません。
当会(請願者)は専門家による勉強会を開催し、国による安全データのみを信用せず
危険性の面からも十分検討して頂くため、再三に渡り貴村に出席の要請をしました
が、大樂村長以下誰一人出席頂けず、安全確保を図るためにあらゆる観点から検証し
ようとする姿勢が見られません。さらに施設に関する資料の開示にも応じていませ
ん。本来あるべき説明も資料の開示の一切もせずに「安全性」のみ強調する対応は村
の信用を著しく失墜させるものです。
本来はまず地域住民に対し、施設の構造や規模、処理方法、焼却対象物の種別と汚染
濃度や総量、焼却灰や排気ガスの濃度と取扱い、焼却灰の飛散防止策と処理保管方
法、測定方法や測定地点と頻度、フィルタ交換と廃棄方法、汚染予測と防止対策、作
業員の被曝対策、住民の被曝対策について説明した上、理解を得るのが筋です。まず
はこの点について実施されること、それまでは工事を中止するよう求めます。
大樂村長は「放射性廃棄物を一掃して事故前のきれいな村に戻したい」と説明されて
いますが、焼却施設を作っても放射性物質の総量は変わらず、単に一箇所に集めるに
過ぎません。村内から汚染物を集めて近隣市町との境界に迷惑施設を押し付け、地域
住民には一切の説明も情報開示せず、あたかも自分達だけが綺麗になればよいという
考えは余りにも身勝手であり、住民の健康と安全を守る自治体の責務を放棄している
ばかりかむしろ害悪であるとさえ言っても過言ではありません。

2. 焼却炉建設の必要性の見直し
8,000ベクレルを超える放射性廃棄物(指定廃棄物)の焼却実験とのことですが、対
象のものはわずか28トンに過ぎません。どうしてもこの処理が必要ということであれ
ば、これだけ一時的に保管し3年後に政府が作る中間貯蔵施設に持ち込めばよいだけ
の話で、焼却炉を作る必要はありません。
現地は広大な牧草地であり、保管する場所はいくらでもあります。ここに雨水の侵入
を防止するコンテナを設置し保管すれば良いだけのことです。
予定している600トンのうち現在あるのは200トン余りであり、残りは今後除染で出て
くることになっています。しかし、周囲の線量は0.1マイクロシーベルト台であって
除染の必要はありません。沢水など村民の生活に直結するマイクロスポットのみの除
染で十分であると考えます。

3. 焼却処分は放射性物質の二次汚染を引き起こす可能性が高く危険である。
当会(請願者)では処分場建設について広く専門家の意見を聞いた結果、危険性の高
い施設であるとの認識に至りました。専門家は、「バグフィルターによる放射性物質
99.99%除去」「セメント固化灰を安全に埋立保管」等の環境省の説明を完全否定
し、「汚染は避けられない」との認識で一致しています。<資料1>
焼却によりバグフィルターを素通りする放射性物質は極めて微細であり、わずかな量
でも吸引すれば肺へ沈着し体外排出が困難になります。その結果長期に渡り細胞に直
接放射線照射を間断なく受けることで確実に遺伝子を傷つけます。0.01ミクロンとい
う微細な粒子は肺胞を通過し、赤血球と結合して全身に回り、あらゆる臓器を傷つけ
ます。<資料2> 特に細胞分裂の活発な子供にとっては致命傷となりえます。
セシウムは水溶性が高く、山間地にしばしば発生する霧に濃縮されるため、霧の吸引
は極めて危険とされます。このような最低限の健康被害の危険性すら住民には一切知
らされていません。

  大熊町、飯舘村で行われた焼却実験では、200万ベクレル/kgを超える汚染灰が発
生しています。<資料3> キロ当たりの濃度もさることながら、総量換算では鮫川
村で排出される灰の濃度は更に高くなると予想されます。実験では焼却灰を10万ベク
レル/kg以下に抑えるとのことですが、単に灰を希釈するかどうかの違いだけで、放
射性物質の総量は変わらず意味がありません。

4. 焼却灰の埋立は水源汚染をもたらす可能性が高い。
建設予定地は自然林に囲まれた水源涵養地であり3つの河川の源流となっています。
<資料4> 豊かな生態系の象徴であるとされる国の天然記念物であるヤマネも生息
する貴重な地域です。
ここに焼却灰をセメント固化して3~5年埋め立てるとのことですが、フレコンパック
の寿命は3年、セメント固化灰は浸潤により1年余りで崩壊する<資料5>上、遮水
工の破断事故は必然的に全国で起きています。凍結や地震も勘案する必要がありま
す。専門家は、「汚染されれば取り返しのつかない事態になる」と指摘しています。

11月30日いわき市議3名が現地を視察しました。いわき市の水道水源約85%は夏井
川・鮫川などの中小河川の表流水に依存しており、いわき市の水道水源保護地域の上
流域、鮫川水系のひとつ四時川の源流部のひとつが焼却炉設置場所に位置することを
確認されました。この結果焼却炉の建設は水源を汚染する可能性があるとし12月3日
の議会で質問されました。<資料6>

5. 貴村の信用とイメージが失墜する。
  貴村は「大豆による村興し」や「無農薬・低農薬の安心安全な農産物」を作り全
国から高い支持を集めています。焼却炉建設はこうした村民の期待や努力、多くの人
の支持や信頼を失うことにつながります。風評のみならず水源が汚染されれば実害と
なるため、多くの住民が不安を抱えています。

6.公費の無駄遣いである。
  事業費は3年間で7億円とされています。上記の通り必要のない焼却炉建設によ
り巨額の国費が投入されることに対し広く国民の理解を得ることはできません。被災
者の補償が進まず、未だに県内の線量の高い地域に多くの子供たちが生活しているの
ですから、これらの方々に優先して活用されるべきです。

<その他資料>
・東京新聞掲載紙(11月25日付け朝刊「こちら特報部」)

****ここまで**********

週刊金曜日に小論「がれきの広域化は、復興予算の流用だ」掲載‏

環境ジャーナリスト、青木泰さんから最新情報が届きました。


【青木泰氏より】

「がれきの広域化は、復興予算の流用だ」小論を週刊金曜日に掲載していただきました。

23日発売で、1週間経過しましたので、皆様に添付してお伝えします。

今回は今年9月に宮城県が県議会に提案したがれきの委託業者との契約変更問題と、復興予算の流用問題を絡めて問題提起させていただきました。

宮城県は、県が処理するとしたがれきの総量を建設ゼネコンからなるJV(ジョイントベンチャー)に委託していましたが、がれきの総量を大幅に下方修正したことに伴い、委託量の変更と、契約金額を変更したものです。

宮城県への取材を通し、6月ごろから、がれきの総量の見直し後(5月21日)も、契約金額を変えない宮城県に対して、建設ゼネコンに処理していないがれきの代金まで支払うのか?と問いただしていましたが、ようやく契約変更しました。

今日まで契約変更に時間がかかったのは、がれきの委託量を下方修正すれば、がれきの広域化を進める上で、「がれきの処理に困っているから広域化をお願いしたいと言えなくなるからだと考えています。

しかしがれきの総量が減少したと言うことに加え、もともと宮城県では、県内市町村を石巻ブロック他4つのブロックに分け建設ゼネコンからなるJVに、委託していたのに、そのことを広域化しようとする自治体には隠し、がれきの広域化量を算定していました。

つまり行き先が決まっているがれきを、2重にカウントして全国に運ぼうとしていたのです。

宮城県が県の采配で業務委託した事例も、全国の自治体に広域化委託しようとした分も、国からがれきの処理費として100%の交付金が出されます。

2重カウントしていたものは、当然2重に交付金を取ることになり、税金の詐取に当たります。北九州市市民検討委員会らの住民とこの点を宮城県に通知通告するとともに、民事での訴えも行って行きました。

その結果宮城県のがれきの大半を占めていた石巻ブロックでの契約を、今回のように大幅変更したのです。

がれきの処理は、建前として、市町村が処理し、市町村が処理できない分は、県に委託し、県が処理できない分は、全国の自治体に広域化するとなっていましたが、環境省によるがれきの広域化は、宮城県と岩手県で合計約400万トンと当初発表されました。

その内訳は以下の通りでした。

全体    401万トン

宮城県   344万トン

(石巻B)  (293万トン)

岩手県    57万トン

これらを実行するにあたって、環境省は広域化予算を組んでいたわけですが、東京ベースで考えても、約2500億円の広域化予算を組んでいたはずです。(1トン6万円×400万トン)沖縄や九州、関西まで運ぶ計画だったため、実際はもっと巨額の広域化予算を組んでいたはずです。

しかし先ほども言ったように宮城県の場合、これらは、県内での処理方針を決めていたため、全く無駄で、国税を詐取する予算だったのです。大震災と津波の被害に対してまるで火事場泥棒のような許せない対応です。

ちなみにがれきの処理のための予算は、H23年度第1次、第3次、そしてH24年度を含め、約1兆円を超す予算を環境省は立てました。

しかし当初発表したがれき量2250万トンを、阪神淡路や中越地震の時の1トン当たり2.2万円で計算しても約5000億円で、処理できます。1兆円余の予算になったのは、広域化を考えてのものです。

上記の点については、これまで講演会やインターネット上で訴えてきましたが、今回の小論は、復興予算の流用問題に絡め、こうした点の一端を明らかにするために書きました。

私はこれらの調査を経て、復興予算の流用問題は、環境省のこのような無駄遣いを知った他の省庁が、自分たちもおいしい思いをしたいと飛びついた結果ではないかと考えています。

環境省の広域化がこのように出鱈目に進められてきていた以上、宮城県だけでなく、岩手県でも同様の事がないのか?当然検証する必要があります。
 

週刊金曜日 2012年11月30日号
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