がれき広域処理が一気に収束か。環境大臣が細野豪志氏から長浜博行氏に代わり、宮城県環境部長の答弁に変化があった理由とは。

野田代3次改造内閣で、細野豪志氏が民主党政調会長へ起用され、環境相兼原発事故担当相は長浜博行氏となりました。

「絆=広域処理」を声高に叫び、「がれきセールスマン」として日本全国を飛び回っていた細野氏。
彼がいなくなった今、宮城県に変化が現れています。

「がれき広域処理の象徴=北九州問題」について、宮城県の環境部長が「早急な見直しを決断」と答弁したのです。
http://hinanohanasi.blogspot.com/2012/10/blog-post_4967.html

もともと宮城県環境局は、がれき広域処理に積極的ではありませんでした。
6月頃、本当に広域処理が必要かという私たちの問いに
「宮城県は本当はがれきを出したくない。なぜなら現地処理は順調に進んでおり、このまま北九州市に搬出すれば、仮設焼却炉を建設したはいいが、一度も使わないまま廃炉にするものも出て来てしまうかもしれない。職員は大声で反対が言えないが、北九州市の市民が反対してくれたら、それが理由で広域処理をやめる理由になるので大変ありがたい」と、真実を吐露してくれたこともありました。

また、ある宮城県議員に直接会って聞いた話によると
「村井知事は本音では広域処理をやりたくないと言って、私の部屋に来てぼやいている」
とのことでした。
(【超重要】宮城県 村井知事は北九州市にがれきを搬出したくなかった! http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/09/blog-post_10.html )

しかし、宮城県環境局には、環境省から来た役人7人が張り付いて目を光らせています。
「がれき広域処理・命」の細野環境大臣の命令を受けてきた役人たちです。

7月、8月と徐々に宮城県環境局のガードは固くなり、私たちが尋ねてもしどろもどろの回答しか返ってこなくなりました。
鹿島JV問題では、真実をぼかすような珍回答が返ってきたものです。

それが、環境大臣が変わった途端、宮城県では「早急な見直しを決断」との変化です。
北九州市が止まれば、東京都や秋田、静岡、大阪市のがれき問題も一気に動くでしょう。
長浜博行環境大臣の今後の発言に注目するとともに、全国から「広域処理中止」の陳情ラッシュをかけ、一日も早くがれきを止めましょう。