広域処理は不必要!全国連携で環境省の政策にNOを!静岡県島田市の地権者が頑張っています。全国から応援ください。

島田市の地権者は、11日(木)午前8時に島田市の最終処分場前で、6名の地権者がロープを張り、自分たちの所有地に入らないように、実力行使に踏み切りました。どうか島田市の地権者のこの取り組みを応援してください。
静岡県島田市でのがれきの受け入れをめぐる情況は、いよいよ最終版を迎えています。
島田市は、神奈川県に続きがれきの受け入れに手を上げ、2月に試験焼却を終え、(その結果野田宏氏による計算結果、バグヒィルターで60~80%しか除去できていないことが判明。)3月には、市としてがれきの受け入れを表明しました。
しかし島田市は、その間最終処分場の地権者に、相談し了解をとることなく、受け入れ決定を発表していたのです。島田市のごみの最終処分場は、全国でも珍しく、民有地を地権者から市が借り受けて、毎年、3月に賃貸契約を更新し、運営する形をとってきていました。
がれきを焼却した後の濃縮された放射性物質を自分たちの所有地に埋められては、たまったものではなく、地権者は、今年度の賃貸契約は更新せず、4月からは、未更新のまま生活ごみ由来の焼却灰が持ち込まれる情況になっていました。地元の処分場は、周辺が茶畑で突然のがれき持込には、処分場周辺の農家もほぼ全員が反対してきたことは、先にもお伝えしました。
島田市長は、”がれきの受け入れ=絆キャンペーン”にのって、TV出演するなど、がれきの受け入れを全国にアピールしてきましたが、その実一番肝心な地権者や住民の了解を取ることなく、むしろ反対の声を押し切ってがれきの受け入れを進めてきたのです。
島田市は、地権者の了解を取れなくなっても、がれきの受け入れの旗を降ろすことを拒み、5月23日には、がれきの受け入れ、島田市の田代環境センターで、焼却しました。
その結果、環境省や岩手県のホームページでも、島田市はがれきの受け入れを「実施」しているということになっていますが、実はその日に運び入れたのは「10トン」で、北九州市の試験焼却の「80トン」と比べても、がれきを受け入れたというアリバイ作りの焼却だったことがわかります。(実際10トンを4つのコンテナで運び、そのうち1つのコンテナからは、木屑どころか75kgの石ころが入っていて、大騒ぎになりました。)
それ以降島田市は、がれきの受け入れができない情況になっていました。
その後も、地権者は、契約更新すれば、がれきを運び入れることがわかっているため、契約更新を拒み、契約更新していない自分たちの所有地に、焼却灰を運び入れることを辞めるように、これまでも期限を区切って申し入れてきました。そうした中で市は、契約更新していない地権者に、契約金額を勝手に振り込み、地権者は、送られてきたお金を市に返しに出かけるという”事件”もありました。
地権者は、9月30日を期限と、勝手に所有地を使わないことを求める通知を出していましたが、それも無視されたため10月1日には、処分場に「告ー契約期間の終了につき平成24年10月1日より、この土地への立ち入りを禁止します。地権者(6名)」の看板を掲げました。それでも無視し処分場を勝手に使い続けるため、とうとう今日実力行使に踏み切りました。
 
方自治体に限らず、行政機関は法令順守が最低限の約束事であり、自分が勝手に進め施策のために、地権者を追い詰め、しかも生活ごみの処理さえ担保に取るというのは、尋常ではありません。島田市、そして静岡県に抗議をお願いします。
島田市の情況については、
市民団体「安心して暮らせる島田の市民の会」のTogetter「島田市最終処分場の地権者にエールを!」:
http://togetter.com/li/386949

また最近情況は、ざまあみやがれい!:http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65827406.html

島田市に運ばれようとしている岩手県山田町をめぐるがれきの情況は、
青木泰のブログ:
http://gomigoshi.at.webry.info/
を参考にしてください。

静岡県に運ばれる岩手県山田町のがれきは、富山県にも運ばれようとしています。
来る10月13日(土)PM13時30分開演の「震災がれき市民サミット」では、山田町のがれきの情況を視察した富山県の住民の報告と、島田市の今回の情況報告も行われます。
 
期  日 2012年10月13日(土)
開  場 13:00〜
第 1 部《全国震災がれき状況報告》13:20〜15:00
     <山田町視察報告>
      田尻 繁 氏
       [山田町慰霊・がれき合同調査団]
       [富山県議会議員]
第 2 部《静岡県内震災がれき状況報告》15:10〜16:40
      ①浜松市 ②島田市 ③静岡市 ④富士市 ⑤裾野市
第 3 部《交流会》17:30〜19:00
     ・がれき広域化問題対応検討会
     ・内部被爆問題対応検討会
     ・森の防潮堤検討会
会  場 <第1部会場・第2部会場>
      静岡労政会館 大ホール
      (静岡市葵区黒金町5-1)
     <第3部会場>
      静岡労政会館 第2会議室
      静岡労政会館 第4会議室
参 加 料 500円[カンパ歓迎]
総合アドバイザー 青木 泰 氏 [環境ジャーナリスト]
主  催 震災がれき市民サミット実行委員会
共催(50音順) 安心して暮らせる島田をつくる市民の会・春を呼ぶフォーラム・避難者支援サミットin静岡・プラムフィールド
協賛(50音順) いのちを守る森の防潮堤研究会・がれき反対アクション@浜松・静岡放射能汚染測定室・放射能測定室『てぃーだ』
問 合 せ 090-9023-1790(担当 北本智春)
facebook 『震災がれき市民サミット』で検索してください!
●当日会場で『静岡県(浜松市・静岡市・島田市・裾野市等)がれき受入れ反対署名』受付中!